株式会社よろぎ野.菜

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株式会社revotの霜村社長に聞く「ドローンを飛ばすプログラミング体験イベントについて」

弊社が茨城県から採択された「DXイノベーション推進プロジェクト事業」は、株式会社revotの霜村社長と連携して進めていきます。

霜村社長は、現役大学院生として農業用ドローンの研究を大学や国の研究機関を進めつつ、会社を設立し、ドローンやロボットの開発・製造、プログラミング教室のコンサルティングなどをされています。霜村社長にドローンを飛ばすプログラミング体験イベントについて伺いました。

【子どもたちには失敗の繰り返しで論理的思考を身につけてほしい】
―――ドローンを使ったプログラミングイベントが好評ですね。
2020年から小学校で必須科目となったプログラミングを、ドローンで学ぶ教育が注目を集めています。イベントを通してまずは親子でドローンに触れて楽しんでいただき、今後の学びに役立てていただければと思います。

2019年は、よろぎ野.菜が出展した「つくば産業フェア」でドローンを飛ばす体験のできる「DAirs(ダース)」イベントのサポートをしました。DAirsは、よろぎ野.菜のドローン事業の名称で、Drone Air Senseの略です。

障害物がある専用コース(DAirS)でお子様にトイドローンを飛ばしていただきます。箱の中で動くのでかなりエキサイティングです。

産業フェアでは、トイドローンを飛ばすことにお子様からご年配の方まで予想以上に興味を持っていただき、かなり大盛況でした。

ドローンへのニーズを強く感じ、ドローンに関わる人口を増やしていきたいと思いました。

ドローンは、飛ばすために免許が必要で飛ばすエリアを事前に国へ申請する必要がありますが、知らない方も多いのでサポートしていきたいです。

―――霜村社長の考えるドローンの魅力は。
私たち人間の身長からは見えない景色をドローンに備えた映像で見ることができるのが魅力です。飛んでいるところを見るのも面白い。救難救護での活躍など新たなニーズも出てきました。

現在「ドローンパイロットを育てる」をテーマにDAirsイベントのお手伝いをしています。私は失敗から学ぶことが多いと思っています。自分でプログラミングしたトイドローンを飛ばして、うまく進まなかったらその原因は何かを考え、またプログラミングをするという、トライ & エラーの繰り返しが大切です。

子どもたちは、プログラミングで解決できない問題にアプローチすることで、タスクを解決する力を養えます。

私たち人間でも他人に自分の考えを伝えることは難しい。だから私たち人間がロボットに伝えるのはより難しいです。ロボットは人間のように空気を読んで何かを察してはくれません。

例えば「前に行ってくれ」と指示を出しても、「前に何センチ前進」と具体的に指示を出さないと伝わらない。だから、論理的に考える力が備わるのもドローンの魅力です。

―――ご自身もトライ&エラーを繰り返されたのですか。
失敗しないことは非常にリスクがあります。子どもの頃に失敗していた方が学びとしては20倍、30倍になると思う。私もいろいろ興味のあることには足を突っ込んできた幼少時代でした。

4歳の頃、突然スキー合宿に行きたいと言い出して1人で合宿に参加するような子でした。

中学の時も留学制度を利用して3カ月間、ニュージーランドで語学学習をしました。興味があるところにはいってみようという行動力がありました。

保守的になると飛び込む経験がなくて、チャンスがあっても飛び込めなくなります。

私は千葉工業大学に通っていましたが、エスカレーター式でそのまま修士課程へ進級する同級生が多い中、私だけ筑波大学へ編入しました。

前の大学のまま進級していれば学生の間に起業することなかったと思います。筑波大学では研究室で起業している先輩方がいて、そういう道もあると知ることができました。環境や経験は非常に大事です。

―――これから目指す方向は。
つくば市に限りませんがテクノロジーに触れる機会が少ないという話をよく聞きます。知らないと「こわい」と思ってしまうので、そこをなくしていきたいです。

理解のある方が増えればよりテクノロジーの発展につながると思います。

人間の手助けをしてくれるのがテクノロジーの役目なので、人間がそれを怖がるのは矛盾していると感じます。そこをなくしていきたいです。触れる機会がないから分からないんです。だから今後は、DAirsのイベントを通して、身近に感じてもらいたいです。

現在、子どもたちの夏休みイベントとしてドローン飛行体験ができる「君もドローンパイロットになる」を開く準備をつくば市で進めています。是非体験しに来ていただきたいです。