株式会社よろぎ野.菜

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吉田が語る / 売り場を持たない八百屋だからできる農業の総合プロデューサーとは?

10周年を記念してよろぎ野.菜(よろぎの)代表吉田の想いや関わった生産者のみなさんとの歩みをご紹介します。

【吉田が語る/売り場を持たない八百屋だからできる農業の総合プロデューサーとは?】
小回りが利く〝農業の総合プロデューサー〟になりたいです。

どこまでを農業というのかを考えた時、「出来上がったすべての野菜の行き先をつくるまで」を農業だと考えました。

弊社は、「売り場を持たない八百屋」なんです。だからこそ農家の生産規模に合わせて販売ルートを構築できる。

そして、どこでも自分の売り場にできるし、依頼された野菜を必ず売って来ることができるのが強みです。

具体的には、小規模農家にはスーパーの直売コーナーの枠、中規模農家には茨城県内のスーパー10店舗程度への卸し・飲食店への販売、大規模農家には都内・ 県内のスーパー・飲食チェーン・加工業者への販売といったように、納品先を用意しています。

お取引先は、東京都内は、九州屋様、養老乃瀧様、まつの様、茨城県内だと、カスミ様、坂東商会様、富沢商店様等にお世話になっています。

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今後は農作物の病害虫情報や温暖化による野菜への影響、食品ロスやアレルギー問題を八百屋の観点からアドバイスできるようになりたいです。

品質や価格が安定した美味しい野菜をお取引先に安定的に出荷ができるようにもしたいです。

例えは、寒くなれば人は鍋を食べたくなる。
つまり鍋商材がスーパーでは売れる。

それを予測して、気温が一気に下がる週は鍋商材をスーパーから切らさないように生産現場では準備をしておく。

マスコミの影響も大きいです。

例えばテレビでトマトの健康効果についての特集をした翌日には、スーパーからトマトが売り切れてしまう現象が起きます。

事前に放送内容さえ掴んでおけば、スーパーの棚からトマトを切らせることはないはずです。

この仲介をできるのが小回りの利く弊社なのではないかと思います。

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売ることで農家に貢献するのではなく、農家向けのサービスも充実させたいです。

エクセルの使い方を教えるパソコン教室や、商談会に持参する資料の作り方、ドローンを購入するための資金調達のアドバイス、猫の手も借りたいほどの繁忙期に収穫や袋詰め作業を手伝ってくれる人材を派遣する業務などを実施したいと考えています。

人材派遣に関しては、実際には猫の手以上のレベルの人材を育成して、忙しすぎる農家さんの邪魔にならないような体制を構築します。生産者と交流をする中で、このように弊社がやるべきミッションが具体的に見えてきました。

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東日本最大級の茨城県つくば市の商業施設「イーアスつくば」では定期的にマルシェ「カツラギマルシェ」を開いています。

現在はお付き合いのある農家の消費者との接点がマルシェのみなので、その他にも接点が持てるイベントも考えたいです。

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次回以降は、思い出深い生産者さんとのエピソード等についてお伝えします。